3500-13-12-2-1

ツーリングの記録等に使おうと思っていたが。。。タイトルは最初の記事の3500km, 13日, 12ヶ国, 自動二輪, 空冷単気筒の意。

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Carson's Mad Dog(ブコメに噛み付く、の巻)

たぶんまたダマされる人の「科学」談義

 以前に書いた記事ですが、いくつかブックマークコメントがついています。私が納得できないものについてここで補足しておきます。
http://b.hatena.ne.jp/fnorder/20120628#bookmark-91443034
hateb1
 Foocomの記事を、「「沈黙の春」を肯定的に評価しており、単純な農薬悪玉論を嘆くもの」としていますが、果たしてそんな解釈が成り立つのでしょうか?仮にそうだとしたら、農薬を一方的に悪いものとみなすのは間違いだと主張する記事の表題がどうして「「沈黙の春」の検証が進まない不思議な国ニッポン 」になるわけ?そして記事中で論じられた「検証」の中身は科学的検証に耐えられるのか?松永和紀を擁護するためなら通常ではありえないアクロバティックな解釈を引き出す様は、ノストラダムスの予言があたっていることにするためには何でもやる解読者を思い出させます。エア御用の精髄がここにあります。

http://b.hatena.ne.jp/oskimura/20120427#bookmark-91443034
hateb2
 ミスリードというのが具体的にどこのことかわからないのでこれについては何とも言えませんが。

「カーソン批判したら、農薬業界の手先にされるのもなんだかなぁ…」


 そんなことを書いたかなと見直してみましたが、さすが俺。そんなことは書いていませんでした(たぶん)。私はこう書いています。「真っ当な批判ならともかく、不当にゆがめられた事実に基づく攻撃に何の健全性もありません。」「カーソンへの攻撃は「俺たちの活動を規制すると人が死ぬぞ」という化学業界のこけ脅しです。」私はカーソンへの批判ではなく、マラリア問題をカーソンへの攻撃に使うことの非科学性を論じたわけです。(それとも私がいつの間にか「批判」を「攻撃」に修正したんだろうか。通常、記事に修正を加える場合はその跡を残しているつもりだが、だとしたらid:oskimuraには誤解させて悪いことをした。)

 カーソンへの真っ当な批判にどんなものがあるのか、ちょっと調べた限りではそのようなものは見つけられませんでした。「沈黙の春」の中で明らかに古いところは、当時は大陸移動説がまだ一般に認められていなかったため、古生物地理の説明に陸橋説が採用されている所ですが、これはカーソンの主張の正当性に影響するものではありません。

 他に議論になりそうなところだと、カーソンは殺虫剤の代わりに天敵導入による害虫防除をやたらプッシュしている所でしょうか。生物防除がいつでもうまくいくとは限りませんし、失敗したら殺虫剤をまくよりひどい事態になる場合もあるわけです(参考:http://d.hatena.ne.jp/naturalist2008/20090208/1234062683)。しかしこれについても、カーソンは農薬を絶対に使うな、生物防除で全部解決できる、などとは主張していません。殺虫剤が野方図に使われていた当時の事情を鑑みれば、代替案の一つを提示した程度と理解できましょう。

 「沈黙の春」最終章でカーソンは、現在の快適な高速道路の行き着く先には破滅しかないし、破滅を避けるためには別の道を行くべきだと言っています。そして肝心なことは、別の道がより快適だなどとは言っていないということです。別の道には多くの困難はあるが、破滅を避けるためには現在の道を進むのをやめろというのがカーソンの主張であり、その問題提起の基本的な正しさは現代でもますます重要になってきています。
参考:
http://www.mitpressjournals.org/doi/abs/10.1162/DAED_a_00184?journalCode=daed#.U898XKg707A
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