3500-13-12-2-1

ツーリングの記録等に使おうと思っていたが。。。タイトルは最初の記事の3500km, 13日, 12ヶ国, 自動二輪, 空冷単気筒の意。

バカにつける薬

Ferette - Lucelle - Ferette ツーリング

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Lucelleからフランス-スイス国境沿いを走る人気のツーリングコース


Feretteへの道


フランスの田舎道はのんびり走れるので色々考え事などできます。Feretteで昼食後にみた旗などから帰りの道すがら考えたことなど。
14-2ferette


FeretteからBaselへ


 科学史家でもあるグールドは、現在から見ると奇妙な説だが当時としてはそう考えるのに十分な理由があった話をいくつかあげています。例えば精子の中にホムンクルスが入っているとする発生学の前成説など。当然現在の我々もこのような間違いをしている可能性がありますので、過去を素朴なマヌケ共の国とみなすことをグールドは強く戒めています。

 ところで適切な判断力は生活上の助けになります。「この水晶の印鑑を買うと…」とかいう話に思考力を割くより、自動的にシャットアウトした方が脳力(のうぢから)の節約になります。

 なぜ日本人が捕鯨で結束するのか考えると、報道されるのは学術団体ではない環境保護団体による反捕鯨活動ばかりであるため、環境保護団体の言うことよりは鯨類研究所の言う事に重きをおくという至極真っ当な判断の結果であると思われます。そこには十分な理由があります。が、いったん自動的に捕鯨に反対する意見をシャットアウトしてしまったが最後、マトモな批判であっても相手の言っていることはは全く耳に入らなくなり、挙句の果てに捕鯨推進論は珍説奇説俗説の集合体となりはてたのです。
whalelove

 写真のようなグリーンピースのメッセージがなぜ我々日本人の心に響かないのかというと、(極めて最近捏造されたものとはいえ)ナショナルプライドである捕鯨について外人にとやかく言われたくない、という反発を感じるからではないかと思います(少なくとも私はそう感じます)。意見が対立したとき、普通は双方の理非を検証するものですが、ここでは検証過程は自動的にスキップされます(相手の言っていることは非科学的だという思い込みによって)。こういった判断力は大抵の場合人生の役に立つものですが時に誤作動します。

 ここから先はファイナンシャルタイムズの記事から受けた印象だけで書いています。チベットとか現代中国とかはよく知りません。
訳文:http://news.goo.ne.jp/article/ft/world/ft-20080325-01.html
魚拓

 もし「中国が大好きなのにチベットへの政策にはがっかりしちゃう!」と中国人に言った場合どうなるかですが、たぶん彼らはこれを内政干渉としか受けとらないと思います(実際少数民族の一部は独立を求める過激派としてテロリスト規定されている)。反捕鯨運動の中に文化帝国主義や人種差別が含まれているように、現在のチベット支援運動の1割か5割か9割は中国人への民族差別感情によるものです。「クジラを口実にした人種差別」と「チベットを口実にした民族差別」、「クジラは環境保護の御神体」と「チベットは人権尊重(と反中国)の御神体」。実に美しい相似形です。あっちの政府の検閲済みの報道では「チベット支援運動は急成長する中国を警戒する日本の右翼によるもの」くらいにしか報道されないんじゃないかな。ここでも意見の検証はスキップされます(相手の言っていることは差別に基づく不当なものだということにしたいので)。ちょうど、捕鯨に反対するのはクジラの知能が高いとかそういう非科学的な事を言ってる奴ばかりだ、みたいなものです。

 自衛隊を海外派兵するときに装備が議題になったのですが、「投石してくる暴徒に対抗するのにそれなりの装備が必要」とかいう意見をネットで見かけました。新聞をあさればもっと身元の確かな人の意見としても同様のものがあるかもしれません。だったら人民解放軍もチベットの「暴徒」に対してそれ相応の装備で臨んでいるわけですね。中国の多数派の認識としては「テロリスト相手に自分の身を守って何が悪い」みたいなもんじゃないでしょうか。イスラエルとパレスチナの関係みたいに。

 ダライ・ラマも言うとおり、チベットの高度な自治の獲得は中国人の支援なくしては出来ないものです。中国以外のコンセンサスが出来上がっているフリーチベットのデモを中国以外でやったところで、捕鯨反対の自己満足デモくらいにしか思われないでしょう。こういう意思表示が無駄だと思いたくありませんが、肝心なのは中国人を味方につけることであり、それについて成功しているようには見えません。目指すはチベットの利益(ひいては中国全土での自由)であり、共産党政権の利益/不利益は二の次です。外人の反捕鯨キャンペーンが無駄どころかかえって逆効果である事を知る身ならば、もうちょっと頭のいいところを見せて欲しいものです。以下参考になりそうな記事など。

嫌中的なアプローチはチベットの利益にならない
http://d.hatena.ne.jp/sivad/20080403

在外中国人に期待したいこと
http://d.hatena.ne.jp/good2nd/20080428

世界がいくら人権を叫んでも、中国は「国の安定」を最優先する
http://diamond.jp/series/chinabiz/10012/

 環境保護団体はいかに無駄な反捕鯨キャンペーンをしてきたのか。示威行動をするだけでは日本人を説得できないということに途中で気がついたはずですが、それでも続けたのはそれで寄付金が集まるからでしょう。チベットについてデモをするだけでは無駄ですが、その無駄がなぜ続くのかというとそれは
 
 おっと、もうガレージについたぞ。


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